宇和島市出身。松山市・テレビ局記者、百合田彩さん(28歳)②



同級生が就職する中、夢のため、働きながら再チャレンジをするという選択をしたゆりたさん。
周りのレベルの高さに圧倒されながらも夢を叶えたのは、幼い頃に培った努力する力と消えない夢への想いでした。
今回は、いよいよ気になるTV記者の仕事について。やりがいや今後の夢についてもたっぷり語って頂きました!

番組は自分一人の力では作れない

あゆみ
小さい頃の夢を叶えられる人はもちろんですが、その夢を持ち続けられる人の方が少ない気がします。そんな中、素敵ですね!入社後はどんな仕事をされてきたんですか?
あや
アナウンサー志望だったのを汲んでもらい、新卒では広報の仕事をしました。ラジオのパーソナリティなどもさせて頂いたんですよ。

そこから報道部への異動希望を出し続けて、記者になったのは入社3年目の時です。初めは事件記者として、警察や裁判の取材を担当していました。24時間何が起きるか分からないのは精神的にも大変でしたが、空いた時間では自分の気になることや得意なことの取材をしていたんです。そう考えると自分のしたいことが実現できている環境でしたね。

元々キャスターになりたかったのも、自分が取材をして伝えたいと思ったからです。取材先は日々変わりますし、ずっと色んなものを追えるので、自分には合ってたのかなと思いますね。

あゆみ
取材先はどういう風に探しているんですか?
あや
そうですよね、どうやって情報を知るんだってよく聞かれます(笑)やっていることが幅広いんですよね。警察官や消防署員の密着もしますし、カルチャーやイベント関係も取材します。

そんな中、情報を得るのはご紹介が多いですね。番組を作るのって自分1人の力じゃないんです。取材相手がいないと成り立たないですし、引き合わせてくれた一般の方がいて、カメラマンがいて、色んな人に支えられています。

これまでに、1年間に渡るミス・ユニバース愛媛代表の密着取材やブルーマンとしてパフォーマンスしている方が1年限定で愛媛で生活している様子を取材しましたよ。

あゆみ
なるほどー!
あや
ただ、長い間密着されると、相手にとってはしんどいこともあると思うんです。例えば、女性の白バイ隊員を取材したときは、転んだり泥だらけになっている様子を撮影しましたし、訓練の後にはヘルメットを脱いで貰ってインタビューをしました。女性だったら本当は嫌ですよね…。

しかしそんなことをしながらも、放送終了後に取材先の方から「ありがとうございます」ってご連絡頂くんですよね。本当に人に恵まれていると思います。
結局人とのご縁から仕事が生まれることが多いので、最近はプライベートで100人と知り合おうと、地域のイベントや会合には積極的に参加していますね。



番組を見て貰うことでその人のファンを増やしたい

あゆみ
昔から、人との繋がりを大事にされているのは変わらないんですね。取材の時に心がけていることを教えてください。
あや
番組を見て貰うことでその人のファンを増やしたい。そう思いながら取材をしています。

私の場合、相手に惚れ込んで取材をしているので、目の前にいる取材相手は100%輝いているんです。しかし編集することで、その輝きを少しでも減らしてはいけません。120%、150%の力を注いで、いかに魅力的に伝えるかが私の仕事です。

ただし、どれだけ取材をしてもTVには枠があり、時間があるので全てを放送できるわけじゃないんですよね。ファンの1人として、惚れ込めば惚れこむほど、編集って悩みますね。カットを指示された映像には、泣きながら「やめてー」って思うこともあります(笑)

しかし、そうやって150%の力を注いだとしても、放送後にはもっと出来たかもしれないと色んなことを考えるんですよ。毎回ベストは尽くしていますが、100%満足した放送というのは無いかもしれないです。

あゆみ
ここでも百合田さんのストイックさや想いが伝わってきますね。では、今後やりたいことを教えてください。
あや
次のステップとしては、ニュースとネットとの融合ですかね。

西日本豪雨の報道に携わったとき、現地の人が見られないのに、どこに向かって放送してるんだろうって思ったんです。その時は南海放送のYouTubeチャンネルに載せていましたが、出来ることはまだあると感じています。もちろん県内外に広く情報を届けるのは大事ですが、本当に必要な所へ情報を届けることも大切ですからね。

なので今後は、広報時代のSNS経験などをもっと活かしたいと考えています。実は、最近はインスタを通じて取材をお願いしたりすることもあるんですよ。PRの場が限られていた昔と比べ、今はSNSを見れば、常に誰かが新しいこと、面白いことを始めています。逆に、その人が上手くPRしていれば、TVが後押しするは必要ないのか?と考えることもあるんですけどね。でも、TVだからその人の舞台裏を描けたり、おじいちゃんおばあちゃんや小学生など、幅広い世代に向けて発信することができると思っています。

昔から、どこかで人と繋がりたいというのが根底にあって、それが活きているのかもしれませんね。

あゆみ
ありがとうございました!最後に愛媛のU25に向けてメッセージをお願いします。
あや
自分がやってみたいことは何だってやって下さい。今は取材を通じてたくさんのことを楽しませて貰っていますが、振り返ってみると、もっと色んなことをすれば良かったなと思います。若いときの方がお金はないけど時間はあるんですよね(笑)しかし、いつか出来ると後回しにしているうちに、その時間もどんどん無くなってきます。

その中でも突きつめたこと、続けていることが、自分が本当に好きなことなんだと思います。私自身、高校時代留学をしたからこそ、「なんて小さな世界に住んでいたんだ」と気付き、道が開けました。

取材をして感じるのは、どんな人にもドラマがあるということです。本当に好きなものを見つけるために、広い世界を見て欲しいですね。

1度目の就職活動では涙を呑んだものの、持ち前のストイックさで、幼い頃からのTVマンという夢を叶えたゆりたさん。それは「150%の力を注いで番組を作っても、放送後にはもっと出来たかもしれないと思う」と語る姿にも現れていました。

今回のインタビューを通じて感じたのは、ゆりたさんが抱く取材相手への感謝と愛情。そんなゆりたさんだからこそ、取材された方の魅力が番組を通してさらに輝くんでしょう。

皆さん、News Ch.4でのゆりたさんのご活躍をお見逃しなく!

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