津島町出身。松山・不動産会社役員、西田信一さん(30歳)②



お客様は家族。1700社が参加した賃貸選手権で総合1位に


柔道部や自衛隊での厳しい訓練を乗り越え、本音でぶつかれる友達に恵まれた西田くん。しかし、天職とまで感じた自衛隊を辞めたのは東日本大震災がきっかけでした。
不動産業界で成功した理由や「ちょっと賢い奴が一番大変だ」と語る理由について。気になる宅建の結果についてもたっぷり語って頂きました!

あゆみ
独学で勉強したんですか?
西田くん
勉強は、ユーキャンでしました。机があって先生がいたら、絶対眠くなるんですよ(笑)ジョイフルのドリンクバーで勉強しながら三食食べて。木曜日に可愛い子が働いていたので、それもやる気になりました(笑)
その甲斐あってか、無事に12月に合格が分かりました。試験直後の自己採点の時点で、絶対受かったと思いましたね。結局自衛隊には24歳までの6年間いました。
あゆみ
すごいー!おめでとうございます!その後は就活をしたんですか?
西田くん
初めての就活ですね。バイト情報誌で、中途採用の企業説明会を見つけて参加しました。そこで良くして貰ったのが、今の不動産会社です。
普通の不動産会社って、自社物件を紹介しがちなんですよね。しかし、今の会社はどこの物件でも紹介できるので本当にお客様のためになれます。そこに惹かれましたし、実際に入社してもそうでした。
あゆみ
なるほど!そんな違いがあるんですね。いざ、入ってみてどうでした?
西田くん
元々、トップになろうって思い入社しました。最初はしんどかったですね。お客様のために頑張ってるつもりでも、契約のためになってたんでしょうね。

しかしコツが分かってからは、入社2年半で副店長、その3か月後には最年少で店長になりました。
中でも愛大・松大前店は立ち上げから行ったんです。最初は知名度が無いし、駐車場から離れてるしで、お客様が全然来ませんでした。しかし、そんなしんどい時にたくさん紹介してくれるお客様もいて。そんな時に助けてくれる人こそ本物だと思います。

一生懸命挑戦した人だけが「こんなに簡単やったんや」って思える

あゆみ
しかも、今は最年少取締役ですもんね。そこまで頑張れるやりがいって何ですか?
西田くん
賃貸が良いのは、1回じゃないんですよね。入学して、就職して、結婚して。そんな人生の転機以外にも相談に来てくれるお客様もいました。本当に家族みたいに思って接客していますね。

特に店舗の立ち上げ当初は、紹介で来て頂くしかないので、物件というよりも営業マンが商品だと考えていました。
部下には来たお客様に対して、「友達じゃない、自分の彼女とか親友、身内やと思え」って言っていますね。そこまで大事な人だったら、絶対に良い物件を紹介しようと思うじゃないですか。

あゆみ
自分より他人のための方がパワーが出るって言ってたもんね。それで成績は上がったんですか?
西田くん
2年目で契約件数は社内トップになりました。ずっと目指してきたので、最初に取れたときは嬉しかったですね。しかし追われる側になった方がプレッシャーはありました。今は育てる側になったので、勝ち逃げできて良かったです(笑)

今年1-3月に行われた1700社が参加した全国賃貸管理ビジネス協会の賃貸選手権では、成約件数と総合1位で優勝しました。「俺より頑張っとる人がおったら見てみたい」そう思って初参加したくらいプライドを持ってやっていました。なので、結果に結び付いたのは良かったですね。正直松山って家賃が低いんです。成約件数がお客様に認めて貰えた証だなと思いましたね。

あゆみ
全国1位!努力のクセがついたのは、柔道のおかげでもあるんでしょうね。これからやりたいことを教えてください。
西田くん
会社で言えば、会社経営と部下の教育のために片っ端から本を読んでいますね。
あとは今って世の中の働き方が変わっているので、例えば僕が不動産をしていても、それだけをずっとやり続ける必要はないと思うんです。

副業がOKな会社なので、不動産投資や100円自動販売機の運営をしています。もちろんリスクはありますが、何もしない方がリスク。社長が率先して言ってくれますし、それで大成功をしている先輩がいるんです。身近にそんな人がいるのはいいですね。

あゆみ
ありがとうございます。では最後にメッセージをお願いします。
西田くん
ちょっと賢い奴が一番損すると思うんですよ。無理な理由を探せてしまうから。
もちろん最初の一歩ってめちゃくちゃ怖いです。でも、そこで自分を信じれるかやと思いますね。不動産の売買なのか留学なのか、何の第一歩かは分かりませんが、一生懸命挑戦した人だけが「こんなに簡単やったんや」って思えるんです。馬鹿と天才が紙一重って言われる理由もそこなのかな(笑)

あとは、いつも自分のことは後回しでいいやと思っています。風呂の桶と一緒なんですよね。桶の水を相手の方に持っていこうとしたら跳ね返って戻ってくる。自分の方に水を持って来ようとしたら跳ね返って向こうに行ってしまう。誰かのための行動は、結局戻ってきます。自分自身も「家族や後輩のため」、それを原動力にして頑張っていますね。

🍊西田くんのいる三福綜合不動産のHPは⇒こちら🍊

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